MENU

【書評】難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

誰でもできて、なるべく安全なお金の増やし方

 

この本を読めば、

お金の増やし方が1時間でわかる!

 

なるべく何もしないで、お金がお金を稼いでくれるような便利な仕組みなどはないかと考える方必見の本を発見したので紹介していきます!

 

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

 

著者:山崎 元/大橋 弘祐

 

f:id:astray-0:20180712172841j:image

 

 

まずはシンプルに僕の感想

 

・お金を稼ぐための精神論ではなく、実践的な内容が多く「お金」の専門家ではないひとでもすぐに試してみることができる。

 

・キャラクターが会話するような形でチャプターが進んでいき、自分のような特別その業界の知識がない人間でもわかりやすい

 

・増やし方だけでなく、やってはいけないお金の運用の仕方などの記載もあり、それだけでもとても勉強になった。

 

 

個人的にここが参考になった!!!項目3つ!!!

 

1.「日本国債について」

 

何もせずにお金が膨らむ。

そんなことを考える際に出てくる例が、銀行にお金を預けた際に得られる利息分ではないだろうか。

 

しかし、何十年前の日本の状態と現在の日本の状態はだいぶ異なるため、利息で十分な金額を得るためには相当な預金をしていなければならないが、一般的な人間には正直厳しいし現実的でない

 

そこで紹介されていたのが、日本国債(個人向け国債)だ。

 

満期10年という条件で他の銀行と国債を比べた場合、

銀行の利回り 0.12%

日本国債   0.3%

 

大きな差があることがわかる。

 

また利回り以外のメリットとしてどちらが先に潰れるかという問題に対して国が銀行より先に潰れることはまずないから運用の安全面で考えても日本国債のほうが優れていることがわかる。

 

 

2. 銀行には近づいてはいけない。

 

銀行は、金持ちには投資させて手数料をもらう

 

貧乏人には借金させて金利をもらう

 

それが銀行のビジネスモデルであり、ATMの手数料だけでは食ってはいけない

 

そのため

「客が得するものじゃなくて、自分たちが得するものを売ろうとする」

 

特に資産運用の無料相談所へは

「絶対に行かないほうがいい!!!」としている。

 

無料ならいいじゃん!と思いがちだが、銀行員は優しい顔をしながら何を売りつけるか考えている。

 

銀行も慈善事業ではないので、それを維持するためには一定の犠牲が必要なのだ…

 

 

個人的感想

 

銀行員の給料は高いから、まっ、当然だね…(絶望)

 

自分は銀行にいる人はいつも親身になってくれて優しいイメージがあったので、とても勉強なったし実際に金融業界にいた人が言うと説得力が違うね。

 

早めに知れて良かった。

 

 

3.結婚は得か

 

まずカップルなら、一人で暮らしているよりかは二人で1つの場所に住んだほうが経済的に得。家賃の問題で。

 

だが結婚となるとまた新たな問題が出てくる。

 

例えば、家計をキャッシュフローに例えると

・稼ぎのあるパートナー=資産

・稼ぎのないパートナー=負債

 

の関係が成り立つ。

 

おまけに、相手が収入のない人だと離婚時、養育費を払う額が増えます

 

慰謝料と養育費はまた別で

 

慰謝料=離婚の原因を作り出したほうが支払う

養育費=あくまでも、それぞれの収入によって決まる。離婚原因などに影響なし。

 

といった違いがあります。

 

 

個人的感想 

 

結婚もお金のことなどを突き詰めて考えていくと、好きだから単純に結婚するという考え方では後々危ないのではないかと感じました。

 

子供の頃に描いていた結婚というイメージとはだいぶかけ離れた問題を取り扱っていますが、それでもこういった大事なお金の話などを勉強できたのは良かったです。

 

知ってて結婚するのと、知らなくて結婚するのは意味合いが変わってきますからね…

 

 

まとめ

 

自分は経済、経営学部などではなかった為、この本で得られた知識はより大きかったと思います。

 

今回ピックアップした3点以外にも、たくさんの参考になるお金の話が載っています。

 

ほんとにタメになる本ですが「これから!」という素人にもできるお金の増やし方がメインですので、年齢が高過ぎる方にはあまり向いていないかもしれません。

 

逆にまだまだこれから世代は、早くに買えば買うほどお得です。

 

ほんのちょっとでいいから楽してお金を得たいと考えているひと、世間に流れるお金の仕組みについて知りたい人にはピッタリの一冊かと思います。