本日は新しく京都で導入されることが決定したという「宿泊税」について解説していきます。
出典元:いらすとや
まず宿泊税とは全ての宿泊施設旅行者(修学旅行生は免除)を対象とする税で
【宿泊料金】
・2万円未満⇒200円
・2~5万円未満⇒500円
・5万円以上⇒1000円
がかかるといいます。
この税は民泊も対象です。
では、なぜ突如としてこのような税が導入されたのでしょう。
1つは観光客の集中により京都に住んでいる方々に様々な悪影響を与えているという点です。
【具体的な悪影響の例】
・慢性的な公共機関の混雑
・街に放置されるゴミ
これらを解決するために京都市の方々の税金が使われており、この不公平感をなくすための課税ということです。
2つ目は文化財保護、歴史的景観の保全、観光案内標識やトイレの整備などに使用するためだということです。
というのも比較として
市民1人当たりの市税収入を大阪市と比べてみると
大阪市⇒24万5227円
京都市⇒17万1548円
と大きな開きがあります。
理由として京都市は
・政令指令都市の中で大学生数1位
・高齢者が多い
と納税義務者の割合が低いことや
・神社仏閣が多いことで固定資産税が免除されてしまうこと
・景観維持のため木造家屋が多く、固定資産税評価額が低い
ことにより税収が減ってしまうことが原因であるようです。
今回の「宿泊税」を導入すれば、45.6億円の税収が見込めるとのことでこれらの問題を解決する一つの方法として期待されているというわけです。
【参考サイト】